2008年12月 3日 (水)

やっぱり!!苦労は実になる☆

今年も後、1ヶ月弱となりましたdash 

冷え性の私は寒さに弱いsign02のですが、今の時期、クリスマスのイルミネーションで夜の街はキラキラしていて、そんな街を歩くのが大好きですxmasshine

子供の頃、25日の朝はサンタさんからのプレゼントが何か、起きた後、パジャマのまま、ベッドの上でドキドキしながら開けるのが楽しみで、「今年はあんまり良い子じゃなかったから、プレゼント無いかも…」と、クリスマスが近付くと心配した年もあったりして…coldsweats01

先月の嬉しかったこと、勤めております短期大学での、教育実習から帰ってきた学生たちのキラキラした素敵な笑顔、自宅レッスン生徒さんの本番、発表会前の通常レッスンと連弾などの補講レッスン、発表会のプログラム作成、構成を考える、ホールとの打ち合わせなど準備、恩師フランク先生のスタジオで開催されました、ポーランド出身 ベルギー在住でおられるオゴルコフナ女史の素晴らしいショパン マズルカについてのレクチャーと公開レッスンの聴講、中学時代、高校時代からの親友と会って、しゃべるマシーンのようにしゃべりまくったり、大切なお友達がうちに遊びに来て下さって音楽の話、好きな絵や彫刻の話で盛り上がったり、今年3月のコンサートでご一緒させて頂きましてから親しくさせて頂いております素敵なピアニストのお友達とランチして、やはりしゃべりまくったりsmile、演奏では伴奏の本番と、充実した一ヶ月を過ごす事が出来ました。

2週間ほど長引いていた風邪もようやく治り、復活sign03punch(←…といっても、風邪の間、熱も出なくて、元気に過ごしていたのですが)、今月もパワー全開で頑張っていきたいと思います。

ふと自分の練習をしていて思ったのですが…

帰国して、来年で早9年が経とうとしています。学生の時や、それより以前でも苦労して勉強した曲ほど、今、弾いてみて「あー、深くて凄くいい曲だなあ」とか「又、弾いてみたいなあ」「又、チャレンジしてみたいなあ」と思うものなのだなあ、と…。

学生の時、本番で悔しい経験をして自分の思うように弾けなかった曲、泣きそうになりながら、悩みながら長い時間をかけて勉強した曲ほど、思い入れが強く、今また、演奏したい!!と取り組む曲が多いのです。そして、そういった曲が、現在のレパートリーになっている…。その時に比べて、成長できているかは別にして、(いや、進歩できていると信じたい…)「やっぱり、苦労は実になる!!」のだなあ、と…。

ベートーヴェンの晩年のソナタを、10年程前に勉強していた時は、本当に泣きそうでした。こんなに練習してるのに、まだ上手く弾けない…と…。

作品110のソナタを留学中、レッスンでみて頂いていた時、今も鮮明に覚えているのが、恩師ケラー先生の言葉。その日は、先生のご自宅に伺ってのレッスンだったのですが、先生はベートーヴェンのこの曲の原稿が載っている本を見せて下さりながら、「ほら!!ベートーヴェンは、こんなに何回も何回も書き直して、この曲を生み出したんだよ。だから、君ももっと楽譜を深く読み込まなきゃ」と、にこにこしながらおっしゃいました。その時も「本当に先生の言われる通りだわ!!」と思ったのですが、今もなお…いえ、今の方がその時よりも、先生がおっしゃって下さったその言葉の意味を理解できているような気がするのです。

他の曲でも、苦労して勉強した曲ほど、今また、弾きたくなっている…悩んだ分だけ、曲に対する愛情や気持ち、思い入れも強くなっている…。

又、「勉強してから、5年後にその結果が表れる」と、言われた事が数年前にあったなあ、と…。

そんな事を今日一日、思いました。

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2008年11月29日 (土)

エオリアン・ハープ

先日、このブログに書きました小学2年生女の子お二人のレッスン。

お一人が月曜のレッスンに来られ、部屋に入ってくるなり、

「せんせーい、新しい曲、一週間で暗譜してきたよーsign03

と目をキラキラさせながら走ってきましたdash

「うわあ、すごいねえsign03先生に聞かせてsign03

私は、その曲について、まだ何も教えていないのですが、自分できちんと「ここはこう弾きたい!!」「ここはこうかな」と考えながら、曲をカタチにし、表現して弾いてくれました。

「わあ、綺麗に弾けたね!!自分でどんな曲か考えて、表現できるようになったねheart04

本当にびっくりしました。

もうお一人の生徒さんは今日、レッスンに来られて、やはり一週間で暗譜をし、彼女も彼女らしい自分の考えをきちんともって、曲をカタチにして表現して弾いてきてくれました。

お二人は、幼稚園の時からずっと仲良しさんheart02 二人で連弾も発表会で弾くのですが、普段、遊ぶお約束をした時も、発表会で弾くソロの曲を弾き合いっこしたり、連弾を一緒に弾いて、楽しんでくれているようです。

実は、先日、コンクール後、ブログにあのように書いてはいても、その後も、「幼い年齢の子どもに、コンクールを受けてもらってよかったのか」と、考えていたところもありました。でも、「いやいや、指導する私が迷っていてはいけない。まっすぐな気持ちで生徒さん達と接しなければ…」と、思っていたところでした。コンクール前に、私がひそかにもくろんでいたのは、生徒さん達に、「自信を持って弾けるようになってほしい」、という思いでした。それが、達成できたので、本当にほんとうに嬉しかったです。「努力して練習した後に、自分で、段々思うように弾けるようになっていく喜びを感じてくれてるんだなあ。よかったー」と、安心しました。

小学4年生の男の子、発表会でソロで弾く曲、

「気になるところがあったら、楽譜に自分で書き込んでもいい?」

と、今週のレッスンで私に質問をしてきました。

「もちろんheart01 どんどん書き込んで!!」

小学2年生の女の子、先ほど書きました、仲良しさん二人とは別の生徒さん達で、もう一組の仲良しさん二人、彼女たちも二人で連弾するのですが、連弾のレッスン中、「きゃっ、きゃっ」と声を上げて笑いながら弾いていて、レッスン室が生徒さん達の笑い声でいっぱいになる時、又、成長していく姿を見て、

「よかった」「あー、嬉しいな。幸せだな」

と思う瞬間が多かった、この一週間でした。みんな、ありがとね。とっても嬉しいよheart04

「ここは腕の重みをかけていって弾くと、こんな響きになるのよ」「ここは指だけで軽く」「少し指のお腹あたりで弾くと、丸い音になって綺麗よ」「体重を、腰をしっかりどっしりとさせて、こうかけていくのよ」などと、私の手首、腕を持ってもらったり、腰に手をあててもらったりして、弾いてみせて感じてもらいながらレッスンしているのですが、今日来られた、小学2年生の生徒さんのレッスンで、弾き方の例として、「例えば、こんな曲でね」とショパンの「エオリアン・ハープ」という練習曲を少し弾いてみました。「小指はメロディー、歌のところだから音を響かせて歌うの。でも、それ以外の指は歌の邪魔をしちゃうといけないから、指を少しねかせて音を弱くしてこうやって弾くのよ」と、同じ右手の中で違う音色をつくる事を、言ってみました。「エオリアン・ハープ」を聞いた生徒さんは、…ニター( ̄ー ̄)ニヤリ この曲が気に入った様子。smile

「先生ね、小学6年生の時に、この曲を初めて聴いたの。先生の先生のリサイタルでね。そして、すっごく感激して、その夜、頭の中でこの曲がぐるぐるまわっていたのよ。『世の中に、こんなに綺麗な曲があるんだなあ』って…。それまで、好きっていう気持ちだけでピアノを弾いてたんだけど、『私も先生みたいなピアニストになりたい!!』ってその時、思ったのよ。この曲、早く弾けるようになるといいねshine

と話してみました。生徒さんに話しながら、当時の自分の事を思い出し…家にも祖母が贈ってくれたピアノ名曲全集や世界の音楽などのレコードは家にあって聴いていたのですが…その年のクリスマスプレゼントに、自分からねだって父に買ってもらった初めてのクラシックのレコードが、アシュケナージさん演奏のショパンの「24の練習曲」でした。そんな懐かしい思い出もよみがえったこの一週間でした。

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2008年11月 6日 (木)

公開レッスン

先日、秋篠音楽堂で開催されました、シプリアン・カツァリスさんの公開レッスンを聴講しました。

世界的な名ピアニストのレッスン、ホールはたくさんの先生方、お母様と子どもさんが来られていて、私もわくわくしながら伺いました。

とても素晴らしかったですheart04

曲目は、メンデルスゾーン「厳格なる変奏曲 Op.54」、リスト「3つの演奏会用練習曲」より「軽やかさ」、シューベルト「ピアノソナタ変ロ長調 D.960」、バッハ「トッカータ ハ短調 BWV.911」

どの曲も大好きな曲で、メンデルスゾーンとリストは弾いた事があり、想い出が一杯詰まった曲。。。

「こういった音色を出すには、こうやって体の重心をかけてね…」と自ら弾かれて示されたり、練習方法、時代背景、曲が書かれた時の作曲家の状況におけるまで、本当に勉強になりました。

温かなお人柄がひしひしと伝わってきて、心がぽっかぽか。

幸せな気持ちになった一日でしたshine

カツァリスさんがおっしゃっておられた練習方法は、早速、自宅レッスンで取り入れて教えてますっflair

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2008年11月 5日 (水)

ひゃあー!!

ひゃあーsweat01

もう11月になってしまいましたdash

今年も後、2ヶ月弱…coldsweats02

この2ヶ月で…今年中にしたい事がこなせるかなあclock

いや、頑張るぞpunch

ここ最近、ソロの方は、12年前に勉強した曲を引っ張り出してきて、弾いてますnote 干支でいうと、一回り前。。。あの頃は、若かった。。。20代前半は、なんだか勢いで突っ走っていた気がするなあ。

音楽的に難しくてめちゃくちゃ悩み、そして、喜びも与えてくれた曲…。

12年前とどう変化しているかなあ。自分の事なのですが、ちょっと ドキドキしていますcatface

ああ、「少年老い易く、学成り難し」やなあ、私…。

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2008年10月29日 (水)

和声と対位法

12月の発表会、生徒さん達が演奏される曲で、ファミリーアンサンブルの曲を1曲、アレンジしていた時に思ったこと。

ご両親がトランペットを演奏される生徒さんご兄妹、家族4人で演奏できるよう、先日、2トランペット(お父様、お母様)&ピアノ連弾伴奏(生徒さんご兄妹)に曲を1曲アレンジしたのですが、その時、ふと思った事がありました。

大学の授業で勉強した和声と対位法が、凄く役立っている…。

どのようにしたら美しい響き、音の重なり、2声の動きができるか…。

音大受験前に勉強していた楽典。受験前、又、大学に入ってからも授業にあった聴音・ソルフェージュ。そして、大学で勉強した楽曲分析、和声、対位法、音楽史、ピアノの構造、楽器の歴史etc. 演奏する上で、生徒さん達を指導していく上で、そして曲のアレンジでも、全てがつながっていて、総合された結果として、演奏、レッスン、編曲ができるようになっていくんだな、としみじみ実感しました。

学生の時は、頭ではそれが分かっていても、それぞれの勉強が個々に離れてしまっていて、なかなかつながっていなかった気がする…。

今だってどれだけ出来ているのか、きっと私の出来ている事は小さな事かもしれないのだけれど…。

勉強した事で力になっていない事など、何もないのだと感じた瞬間でした。

例えば、音楽の事ではなくても、以前、「あー、しまったなあ」などと思った失敗があったとしても、それはその後の人生において、二度と同じ事が無いようにしよう!と思い、次の機会においてより良くなる為の第一歩になる。

全ての事において、一生勉強なのだなあ、としみじみ思いました。

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2008年9月19日 (金)

合わせ♪

10月5日に梅田ドルチェ・アーティスト・サロンで開催されます、相方 新谷さんのジョイントコンサートの合わせをしましたshine

今日は、シューマンの幻想小品集を中心に、ヴィラ・ロボスとフィオッコを少し。今日から追い込みに入りました。

ところで…合わせ中に、新谷さんのメトロノームが動かなくなったsweat01

でも、これは我が相方によく起こる現象なのですhappy01 だから、「おっ、今日はメトロノームかあ」という感じで驚かないのです。前は、レッスン室の天井の4つあるシャンデリアのうち、合わせ中に一つが電気が切れた。でも、別の日になると、ちゃんと電気がつくのです。今日も、合わせが終わったら、新谷さんのメトロノームが再び動き出したgood

スピリチュアル的に言うと、エネルギーが放たれ過ぎてると、電化製品が動かなくなる現象が起きる事があると、何かで読んだ事がありますconfident

さて、合わせの話notes

「ここはこんな感じかな~」「こういったイメージなんですよ~」とお互い、考えやアイディア、イメージを言い合いながら、二人で創りあげていく。アンサンブルの楽しみの極みがここにあるheart04 だから、音楽も 2倍のエネルギー、それ以上になっていく…。ソロでは得ることのできない、幸せな時間です。

ここは、シューマンのフロレスタンのキャラクターで、とかオイゼビウスの性格で…とか…。

お互いのシューマン像も一致。

フィオッコ、ヴィラ・ロボス、又、トリオのケックランもそれぞれの時代、国の特色が色濃く表れている作品です。最高のステージにする為、私もサポート、頑張ります!!

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2008年4月 9日 (水)

探しても、探しても…

今度のコンサートで演奏する曲のうち、2曲の曲目解説で私の欲しい情報が、どこを探しても、無いんです… 作曲家が何故、その曲名にしたのか、どんな思いで作曲したのか…そこが知りたいのですが、探しても、探しても情報が無い…。

これは…もう…

曲を弾いた感じからイメージを膨らましてふくらまして~…いくしかない。

想像の世界だっsign03

でも、それも楽しいことnote

1992年まで生きておられた作曲家。彼のご家族、親友にお会いできたらなあ。

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2008年3月23日 (日)

イースターとマタイ受難曲

今日は、欧米ではイースター、復活祭の日でした。イエス・キリストが受難の後、3日目に復活した日のことで、今年は3月23日の今日でした。留学中は、この季節になると、ウサギや卵の形をしたチョコレートがスーパーマーケットに並び、ショーウィンドウには、ウサギの置物や、美しい絵や模様が描かれた卵の飾りを柳の木の枝にかけて飾られたりしているのを、街ゆく時に、よく見ては楽しんでいましたheart04

先日、ピアニストのお友達が誘って下さって、シンフォニーホールにバッハのマタイ受難曲を聴きに行きました!!素晴らしかったshine感動、感激でした。演奏は、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団&ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団。生でマタイ受難曲を聴くのは初めて。演奏が始まると、すーっと厳かで神聖な音楽の空間へ吸い込まれていきました。3時間以上の演奏時間も、あっという間のように思い、幸せな思いで帰宅の途に着いたのでした。日本語訳が同時に電光掲示で表示されるので、とても分かりやすく、もっと宗教的背景やキリスト教のことが分かっていれば、聴き方も変わってくるだろうし、その奥深さ、荘厳さ、バッハの思いにも近付けるのではないか、と思いました。今度、生で聴く時は、ストーリーだけでなく、そういったことを勉強して知って行きたいなnote

誘って下さったお友達に感謝してます!!有り難う!!又、演奏会、そして、お茶、一緒に行きたいねhappy01

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2007年9月 7日 (金)

天国へ…

又、偉大なる音楽家が、天国へと旅立たれてしまわれましたね。

ルチアーノ・パヴァロッティさん、三大テノールのお一人で、あの素晴らしい歌声は、今も鮮明に心に刻まれています。パヴァロッティさんの歌声とあの笑顔に、もう触れられなくなってしまったことは、本当にショックです。

トリノ五輪の時のオペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」は、ついこの前のことのよう。

学生時代に一度だけ、生で彼が主役で出演されていたオペラ「アンドレア・シュニエ」を聴いたのですが、あの時のことは今も鮮明に覚えています。第一声から響きが、声の音色が違う!!とその時、思いました。ドミンゴさん、カレーラスさんと共に、国立オペラ座に出演される時は、立ち見席でもいい席を手に入れようとすると大変で、朝5時に起きて、オペラ座まで整理券を取りに並びに行ったことを思い出します。しかし、あの時、聴くことができて、本当に幸せでした。

天国でも、きっとあの素晴らしい歌声を響かせておられるのだろうなあ。悲しくショックな出来事でした。

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2007年6月21日 (木)

「ドリー」

今週の日曜日に「音楽の祭日」で弾かせて頂く、30分の連弾プログラムを準備中だ。そのプログラムの中に、フォーレの組曲「ドリー」が入っているのだが、本当に可愛い組曲で大好きな作品だ。

この曲は、フォーレが可愛がっていた女の子、エレーヌ・バルダックに献呈されたそうで、エレーヌの愛称は「ドリー」。因みに、エレーヌの母エンマはドビュッシーと再婚し、ドビュッシーとエンマの子供、愛称シュウシュウを題材にした作品が、「子供の領分」。この二つの作品は、つまり姉妹作ということになるね、と合わせで相方のお友達のピアニストの方とも話している。

6曲からなるこの組曲、弾きながら、フォーレのエレーヌに対する愛情の深さ、本当に可愛く思っていたんだな、ということが伝わってくる。エレーヌを愛しく思うフォーレの温かく、優しい気持ちがこの作品の中に詰まっていると、練習しながら思う。

「ドリー」の他に、私たちにとってとても懐かしいシュトラウスの有名な曲、3曲を弾かせて頂きます。お時間が許されましたら、お聴き頂けましたら、嬉しいです!!

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2007年6月12日 (火)

音楽との間にも!

先日、ふと思ったこと、それは、人と人との間にご縁があるように、曲との間にも「縁」が存在するのではないか、ということ。

ピアノソロの曲だけでも数えきれないほどの曲数があり、一生、どんなに頑張っても、その全てを弾くということは、不可能だろう。ピアノデュオ、伴奏、室内楽、コンチェルトと考えていくと、気が遠くなってしまうほどの数である。ずっと弾きたいと思っていて、楽譜は買ってあっても、なかなか取り組めずにいる曲もたくさんある。

そんな中で、ソロ、ピアノデュオ、伴奏、アンサンブルを問わず、これまで、現在、そしてこれから、弾いていく曲とは縁があるのではないか、と思った。学生の時に思うように表現できず深く悩んで、しかし悩みながら勉強した曲、そんな曲が現在、好んで弾く曲になっていたりする。あれほど悩み、そして、時間をかけて勉強した曲。。。たくさん先生にレッスンして頂いた曲。例を挙げると、学生の時に弾いたベートーヴェンの作品100番台のピアノ・ソナタ2曲は、最初の頃、本当に泣きそうになった。そんな時、先生が教えて下さったこと、ベートーヴェンが書いた楽譜、何度も何度も書き直された楽譜が載っているご自身の本を見せて下さいながら、「ベートーヴェンは、こんなに何度もこの曲を書き直して、そして、この曲が完成したんだよ。だから、君も、何度も楽譜を読み、そして勉強しないと。」私の楽譜の読みの浅さを痛感した瞬間だった。でも、2曲とも本当に大好きな曲で、とても思い入れの強い曲に、現在なっている。いや、あの時、あれほど難しいと思い、悩んで、時間をかけて勉強した曲だからこそ、そう思うのだろう。今だって、難しいことに変わりはないけれど、でも、楽しみながら、以前よりは弾けるようになっている気がする。

曲は、作曲家の思い、魂から生まれているのだから、縁があるのはごく自然なことなのかもしれない。

曲との大切なご縁をもっともっと大事にしていかなければならない、と思い、そして、何よりも、一人ひとりの方々とのご縁を大切に過ごしていきたい、と思った。

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2007年3月16日 (金)

大きな存在

今日は、自宅のピアノを調律して頂いた。

調律師の方は、ピアノを始めた5歳前からお世話になっている方で、とても温かいお人柄で素晴らしいお方だ。

うちには現在、2台のピアノがある。1台は、ピアノを習い始めてから中学1、2年でグランドピアノに変わるまで弾いていたアップライトピアノで、今は弾いていないが、子供の頃からの思い出が一杯詰まっていて、手放せなくて家に置いてある大切なピアノで、こちらのピアノも定期的に今も調律して頂いている。そして、もう一台は、自分の練習、自宅レッスンに弾いているグランドピアノで、温かな音色を持つピアノで大好きなピアノだ。今まで使ったピアノにはどのピアノにも思い出が一杯詰まっていて、こうして日記を書いていても、その日の記憶が鮮明に蘇ってくる。初めてペダルを踏む曲が弾けるようになった日のこと、うちにグランドピアノがやって来た、とても嬉しかった日のこと。。。etc.

調律師の方とは、幼稚園入園時の「お嬢ちゃん!」と呼んで下さっていた頃からのお付き合いで、30年になる。帰国してからは、急に「先生」と呼んで下さるようになり、「前のままの『お嬢ちゃん』でいいのになあ~。」と、ちょっと照れくさい感じがしている。

今年に入ってからは、自宅のピアノだけでなく、コンサートで演奏させて頂いているギャラリー百音さんのピアノにもたずさわって下さり、どんなにお礼を申し上げても足りないくらい、お世話になっている。

調律して下さった後、ピアノを弾くと本当に幸せな気分になる。調律師の方のお人柄そのまま、温かな音色と響きをつくって下さって、どの音域も音色、響き、タッチ、ペダル、どの部分をとっても全てをお気に入りに仕上げて下さる。

ピアノを演奏する私たちにとって、調律師の方はなくてはならない大きな存在である。今まで30年間、本当に有り難うございます!!そして、これからも、どうぞよろしくお願い致します、と心からの感謝の気持ちで一杯である。

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2007年3月13日 (火)

エルガーの年によみがえる思い出

去年は、モーツァルト、シューマン、ショスタコービッチの年でしたが、今年は、グリーグ、エルガーの記念の年ですね!!

エルガーは、1857年生まれだから、今年は生誕150年。今年1月に伺ったジョイントリサイタルで演奏されておられたヴァイオリニストの方が、コンサートのトークの中でおっしゃっておられて、今年がエルガーの記念の年なのだと知りました。

エルガーといえば、「愛の挨拶」「威風堂々」などが有名ですが、ふと懐かしい思い出がよみがえりました。

東京に下宿していた学生時代、自らのピアノの演奏などで悩んだり、落ち込んだ時は、学校の図書館に行き、ジャクリーヌ・デュ・プレが演奏するエルガーのチェロコンチェルトのDVDを見ては、感激し、胸をうたれ、「又、頑張ろう!!」と元気が出て、ピアノに向かう、ということをしていた時期がありました。指揮は、彼女のご主人のバレンボイムさんの演奏のもの。この時期、悩んだ時は決まってこの曲、そして、彼女の演奏で再び、元気を取り戻したのでした。何故、この時、エルガーのチェロコンチェルトだったのか、理由は自分でもよく分からないのですが、今もとてもとても大好きな曲のうちの一つです。デュ・プレさんの演奏は、友人が勧めてくれて聴き始めたのですが、一瞬にして彼女の演奏の虜になってしまい、その時からジャクリーヌ・デュ・プレのCDを収集し始めました。

音楽の持つ力は、とても大きくて。。。励まされたり、勇気付けられたり、元気が出たり、ホッとしたり。。。

エルガーの年によみがえった、学生時代の懐かしい思い出です。。。

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2007年2月 5日 (月)

心に響く音を…

今日(正確には昨日!)、TV某局30分の音楽番組でヴァイオリニスト千住真理子さんのドキュメンタリーを見た。12歳でデビュー、天才少女と言われ、その中で苦悩され、1年間、ヴァイオリンを弾くことをやめられていた千住さんが再び、ヴァイオリンを演奏されるきっかけになられたのは、あるホスピスの患者さんから彼女に来た一通の手紙だったそうだ。「死ぬ前に、千住さんのヴァイオリンが聴きたい!」と、手紙には書かれてあり、その患者さんの前でヴァイオリンを弾かれたことをきっかけに、再び、演奏活動に復帰されたと、話されていた。それ以来、病院や孤児院でのボランティア演奏もされていると言われる。

心に響く音を…と、話される千住さんはキラキラ輝いておられた。誰かのために、音楽で役に立ちたいと話される千住さん。音符が見えなくなるほど書き込まれた彼女の楽譜、様々な書き込み、「宇宙のかなたから聞こえてくるように」など音楽的なイメージを表す言葉と共に、「あきらめるな」という言葉が書かれていた。

自らの追及する音楽を追い求めて、そして、演奏を聴いて下さるお客様の心に響く、心が動く音楽を、と演奏される千住さんのヴァイオリンの音色、そして千住さんの姿に胸が熱くなった。

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